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ひとりじゃない

早い物で、今年も半分が終わりました。
私の住む地域では、いよいよ山笠(やま)のぼせ達が待ちに待った夏まつりの到来ですv
今日から15日まで、この地域の中心街である繁華街からオフィス街、ショッピングゾーンに至るまで、粋でいなせな締め込み姿(注:褌姿にあらず)に、所属する「流れ」の文様を染め抜いた長法被姿の男衆達が町を闊歩します。
縁の下の力持ちになるごりょんさんや地域の女子衆達は、その後ろ姿をみて、「あの尻は形が良い」とか「良く締まっている」とかの品評会v
そんな季節が始まります(^^)

さて、本日私はこれまた地域の人権啓発連絡会議会主催の講演会に出席、と思っていたら実はコンサートでした。

これがまた! 物凄く良くて、ぜひこの日記にも書いておかねばと思った次第です。
今回の出演者は「歌ぐみ はぜの木」と言う3人組。それぞれ本業は、中学校や養護学校の教師です。
子どもたちとのふれあいから、また「人権」と言うものを一緒に学ぶその現場から、感じた事・思った事・伝えたい事などを、「音楽」と言うスタイルで公演されています。

公演のスタイルは、実際に足を運ばれて見聞きしたその方のお話と、そこから生まれた音楽とを織り交ぜたものです。
今回は三人のおばあちゃんの話、子どもたちと一緒に作った歌などを演奏されました。

三人のおばあちゃん、そのうちのお一人は江口いとさんと仰います。「部落差別」と言ういわれの無い差別を受ける側で人生を歩んでこられた方です。母親の視線で、自分だけではないその子・孫までが受ける謂れの無さ、理不尽な差別に対して静かに、そして峻烈に闘って来られました。詩人でもあるいとおばあちゃんの書かれた詩の中に「呼ばれなかった誕生日」と言う詩があります。
とても仲の良いお友達の誕生日、プレゼントはどれが良いかなと楽しみにしていたその子の所には、待てども待てでも「来てね」との電話がありません。とうとうその日が終る夜に、その子は泣き出してしまいます。次の日、その子は学校でお友達に「どうして呼んでくれなかったの?」と尋ねると、そのお友達も泣きながら「本当は、とっても呼びたかったの。でも、かあさんが…」
そう、この子は「部落の子」。大人の偏見が、二つの純真な心に大きな傷をつけたのです。

今回の公演では、このいとおばあちゃんを支えてくれた二人の子ども達の事を詩にした「いとしごよ」と言う曲を演奏されました。

もう一人のおばあちゃんは広島で被爆された経験を持つ、演奏者のお母さん。身近な方の、表に出さなかった被爆者であると言う心の重荷や、やはり障害者・弱者への悪意の無い悪意に苦しめられた事を、世界平和を祈る形で昇華された曲「折鶴に乗せて」を。

最後のおばあちゃんの話は、母子家庭。女の細腕一つ、リヤカーを引いて38年間の廃品回収業。今でこそ、リサイクル業者と時代の先端を行くように言われるが、当時は「クズ屋」と呼ばれた。子ども達も、出来ればその仕事の事を友達に知られたくないと思うような、そんな時代。真面目で几帳面な仕事ぶりでお得意さんも沢山出来て、お昼時なら「さぁさぁ、食べていかんね」と、「そろそろ来るやろうから、表に出しとったよ」と心遣いをしてくれるお得意さん。「きつくはないよ、私にはそうやって待っとってくれるお客さんがおるけんね。宝物ばい」と、誇らしく笑うおばあちゃん。子ども達の、そんなおばあちゃんの生き方がお手本で、お手伝いをするような素直さもまた宝物。どんな仕事も仕事には貴賎がないとの体験を歌にして「西の空が茜色に染まる頃」

「歌ぐみ はぜの木」は公式のHPを持ってますので、そのアドレスをここに書いておきますね。このサイトから、上で紹介した曲も視聴できますv

あっ、今日の日記のタイトル「ひとりじゃない」は、「ナノハナ」と言う曲の歌詞の一部。私には、この曲がなんだか犬夜叉的なイメージで聞こえたので、日記のタイトルに。犬夜叉が半妖である、と言う事はどうしても偏見や差別の対象だったんだろうな、と置き換えてしまうオタクな母さんなのでした^^;

「歌ぐみ はぜの木」 ttp//music-love.net/ (頭にhを付けて、飛んでください)

2006年07月01日 ひとりごと トラックバック:0 コメント:0

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